まちPRオフィス
セルババル&クイズラリー

JR甲南山手駅前セルバ(旧もり市場)バル&クイズラリーのねらい。

3月18日(日)JR甲南山手駅前のセルバ名店会(旧もり市場)で、「セルババル&クイズラリー」という企画がおこなわれた。2月に続き第2回目の開催で、毎月第3日曜日に開催を予定している。

この企画がスタートしたきっかけは、【市場における新規顧客の獲得】。市場ツアーをやりたいというところから、この発想が生まれた。『食材の買物はスーパー』ということが当たり前になっている若いお母さんたちに、専門店の魅力に気づいてもらいたい。市場で買うことに慣れてもらいたい。

そして、もうひとつ重要なこと。市場の人たちには、いつもの顧客ではない新しいお客との会話が上手くなってほしい。そんな想いも含まれている。『そんなことも知らんのか』的 市場の常識や態度は、若いお母さんたちには「コワイ」と感じさせてしまう。それゆえ、市場を敬遠することになってしまう。

 

例えば・・・魚屋さんでは丸ごと一尾の魚を売っている→自分では捌けないから買わない→切身をスーパーで買う。の悪循環。魚屋さんが内臓を取ってくれること、2枚や3枚に下ろしてくれること、希望サイズの切身にしてくれること、刺身にしてくれること。なかには、調理までしてくれる魚屋さんだってある。

魚屋で買い慣れている人が『あたりまえ』だと思っていることは、知らない人には当たり前ではないのだ。新鮮だということはわかっていても。

だから市場の人にはそんな視点で伝えてほしい。若いお母さんたちに教えてあげてほしい。おしゃべり上手になってほしい。そして、とても親切だということが伝われば、もっといい。

 

この企画では、参加者は金券を購入し、トレーを持ってランチの食材を各店に買いにいく。そして「クイズ」というきっかけをつくって、店の人にヒントをもらえるよう(=会話してもらえるよう)にしている。クイズは3択。質問は店の魅力や商品の特徴が伝わる内容にしている。

説明しないと分かりにくいかもしれないが、子連れの若いお父さんやお母さんが楽しそうにトレーを持って市場内を歩き回っている姿は、主催側としてはなかなか感慨深い。すこしずつ改良を重ねながら、【第3日曜日は恒例の・・・】と、セルバの日常にとけ込んでいく日を楽しみにしている。